フラット35金利競争参戦

今日は最近日経新聞において出た記事について解説をしていこうと思います。

それは
「フラット35の金利競争参戦!」

どういったことなのかというと、
フラット35はご存じの通り、よく聞く35年の固定金利を組むことが出来る国が提供している制度です。

フラット35は長期金利が上がればフラット35も上がるし、下がればフラット35の金利を下げていくというシステムでしたが、今回は異例の長期金利が上がっているのにも関わらず、フラット35の金利を下げていくという行動に出ました。

「理由は変動金利を組みすぎの将来不安」
いわば国が変動金利を組ませないように推奨しているということですね。

もちろん表面上だけで考えた場合、変動金利は金利0.5%前後などの低金利で組める可能性があるので、一生金利が上がらなければフラット35よりもお得に住宅を購入することが出来ます。

ただ、変動金利を組む方が増えすぎてしまったのが問題として定義されています。

変動金利と固定金利の組む家族の割合は
10年前=変動金利4:固定金利6の割合
現在=変動金利7:固定金利3の割合
と住宅ローンを組む際、7割の人が変動金利を選んでいる。

だからこそフラット35が企業努力を始めた
フラット35は国の制度であるため、
他の銀行などと違い、利益を求めてやっているわけではありません。
そんなフラット35が金利を下げた訳には、将来破産する人が増える予測をしているのではないでしょうか。

当たり前のように、5年~35年の間に金利が上がれば、消費者の支払い額は増えてしまいます。一種の博打のようなものですね。

※教えてもらっていない方にここで豆知識
変動金利には
5年ルール
5年間は金利が変動しようが支払金利が一定
1.25倍ルール
組んだ金利が0.5%の時に、変動金利が仮に3%になっても、5年後に3%になるわけではない。
0.5%の1.25倍の0.625%が5年後の金利になる。

というルールがあります。

なので上記を踏まえたとき、「だとしたらそんな急激に金利が上がるわけではないから安心だ!」と考えたあなたは注意してください。

払っていない金利分は35年後の「未払い利息」として支払い
金利が仮に3%上がった場合に
1.25倍しか直近5年間は上がりません。
ですが、その実際の金利(3%)と支払っている金利に乖離がある場合、「未払い利息」として35年経過したのち、支払いしなくてはいけません。

※35年間は1.25倍ずつしか変わらないが最終的には払うということを覚えておいてください。

話を戻しますが、将来金利が上がるであろう情報はたくさんあります。
〇円安
〇日本銀行 黒田総裁が4月に引退
〇物価の急騰

ここでは詳しい解説はしませんが、
日本銀行 黒田総裁が来年4月に引退をめどに金利が上がるのではないかと筆者は予測しております。

なので、今変動金利を組まれているあなたは、しっかり貯蓄をためておくなどの対策を必ずしてもらえるといいのではないかなと思います。

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