カーテン選びを間違えると住み心地が悪くなる

はじめに

さて、今回は家を建築した後の室内の印象を決めるカーテン選びについて解説をしていきます。

家づくりの際、カーテン選びは意外と後回しにされがちです。しかし、カーテンは家の雰囲気や住み心地に大きな影響を与えるものです。
特に子育て世代にとって、カーテンは睡眠環境やプライバシーの保護、さらには防音効果など、家族の生活の質を左右する要素になっていきます。

このブログを読むことで、適切なカーテンを選ぶための知識が身につき、家族やお子さまが快適に過ごす為の空間づくりのヒントが得られます。また、後から「こうしておけば良かった」と後悔しないための具体的な対策も解説していきます。

カーテン選びのポイントとは?

カーテンを選ぶ際の基本は、家族の生活スタイルと家の間取りに合ったものを選ぶことです。
特に子育て世代では、カーテンの機能性を重視しつつ、デザインや価格も考慮することが大切です。

カーテンの種類

カーテンにはさまざまな種類があります。

遮光カーテン:光を遮断することで、睡眠環境を整えます。
防音カーテン:外部の音を遮断することで、静かな住環境になります。
断熱カーテン:冬は暖かさを保ち、夏は冷房効率を高めます。

カーテンを選ぶ際の機能

①遮光性
カーテンの遮光性とは、外からの光を室内に遮ることです。
カーテンの遮光性は3段階で表示され、1級遮光は遮光率99.99%以上、2級遮光は遮光率99.80%以上、3級遮光で99.40%以上となっています。

しっかりと暗くするには1級遮光カーテンが必要です。
遮光性が不十分なために、早朝に目を覚ましてしまうことや、外からの光が気になって十分な睡眠を取れないことが起きてしまいます。

しっかり睡眠時間を確保するには、遮光性の高いカーテンを寝室に取り入れ、朝までぐっすりと眠ることができ、家族全員の睡眠の質が向上に繋がります。

②防音性
防音カーテンとは、音を遮るための特殊な加工がほどこされたカーテンのことです。

外からの騒音を遮り、部屋の中からの音漏れを防ぐ効果が期待できます。
リビングや子ども部屋に防音カーテンを取り入れることで、外部からの騒音を軽減でき、集中力を高めたり、夜間の睡眠をサポートするのに役立ちます。

他にも「ピアノの音」「ペットの鳴き声」「赤ちゃんや小さな子どもの声」など、生活の中で騒音トラブルを招きやすい音を広くカバーしてくれる効果があります。

また外から聞こえる踏切の音や、救急車のサイレン音なども防いでくれるので、外からの騒音が気になる方にはおススメです。

③断熱性
断熱カーテンとは、熱を遮断するカーテンのことを指します。

一般的なカーテンは、目隠しや部屋のインテリアとしての要素が大きいですが、断熱カーテンの特徴は、室内の温度を快適に保ってくれる点です。
冬は家の床や換気口、壁などから室内の空気が外に流れ、部屋の温度が下がりやすくなります。中でも、空気の出入りが一番多いのが窓です。

部屋の温かい空気が窓から外に逃げやすいため、断熱カーテンを用いて空気の出入りをシャットアウトする必要があり、窓の空気の出入りを遮断するだけで、寒さが和らぎ部屋の中がとても快適な環境になっていきます。

カーテン選びの注意点

まず、各部屋の用途を考え、必要なカーテンの機能を決めましょう。

例えば、寝室には遮光性、リビングには防音性が関わってきます。
機能を考えたら、どんな素材にするのか、どんなデザインや色にするのか選んでいきましょう。

目的にあったものを選ぶことで、住環境や部屋の雰囲気が良くなり、より愛着のわく住まいとなります。

実際にカーテンを購入する際には、こちらをチェックしていきましょう

・遮光性の等級を確認(特に寝室用)
・防音性能の確認(リビングや子ども部屋用)
・カーテンのサイズが部屋に合っているか
・専門家に相談して適切な取り付けを依頼する

カーテン選びをしっかり行うことで、家全体がより快適な空間に変わります。
子どもたちはぐっすりと眠ることができたり、家族全員の健康や生活の質が向上します。

また、防音性が高いカーテンを選ぶことで、静かな環境が保たれ、リラックスした時間を過ごすことができます。

さいごに

家づくりは大きな投資であり、様々な事柄を決断していく中で、カーテン選びは後回しや軽視されがちになります。

しかし家族の生活に大きな影響を与える重要な要素です。このブログを参考に、ぜひ自分たちにぴったりのカーテンを選んで、快適で後悔のない家づくりを実現してください。

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