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家づくりの第一歩、玄関タイルの色とサイズをどう選ぶ?

はじめに

家の中で玄関は「家の顔」とも呼ばれる場所です。
訪れる人が最初に目にする玄関の印象は、その家全体の雰囲気を決定づけると言っても過言ではありません。

玄関の印象を決める1つに玄関タイルがあります。玄関タイルの選び方は、家づくりにおいて非常に大事なポイントです。

タイルの色やデザインによって、温かみのある親しみやすい印象や、洗練されたモダンな雰囲気を演出することができます。
また、見た目だけでなく、耐久性やお手入れのしやすさといった機能面も大切です。雨や雪の日でも滑りにくく、汚れが目立ちにくいタイルを選ぶことで、日々の暮らしが快適になるでしょう。

今回は、玄関タイル選びの基本となる「色」と「大きさ」に注目し、それぞれの選び方のポイントや注意点を分かりやすく解説していきます。
どんなタイルが自分の家に合うのか悩んでいる方や、失敗しないタイル選びのコツを知りたい方に、ぜひ参考にしていただければと思います。

玄関タイルの色の選び方

玄関タイルの色は、家の雰囲気を大きく左右する重要な要素です。色の選び方ひとつで、玄関が明るく親しみやすい印象になったり、モダンで洗練された雰囲気を醸し出したりします。
ここでは、色が与える印象や実用面、全体の調和を考慮した選び方をご紹介します。

<1> 色の選択が与える印象
玄関タイルの色は、心理的な効果や空間の印象に影響を与えます。

・暖色系(オレンジ・ベージュなど)
温かみや親しみやすさを感じさせます。家庭的で人を迎え入れる雰囲気を演出したい場合におすすめです。

・寒色系(グレー・ブルーなど)
落ち着きやモダンさを引き立てます。スタイリッシュで洗練された玄関を目指す方に適しています。

・白や淡い色
清潔感や広がりを感じさせる色です。特に、玄関が狭い場合に明るさをプラスして、空間を広く見せる効果があります。

・濃い色(ブラック・ダークブラウンなど)
高級感やシックな印象を与えます。ただし、汚れやほこりが目立ちやすいので、定期的な掃除が必要です。

<2> 実用性を考慮した選び方
色選びの際には、実用性も大切です。日常生活での使いやすさを考えましょう。

・汚れが目立ちにくい色
グレーやベージュ系は、泥やほこりが目立ちにくいため人気があります。特に雨の多い地域や子どもがいる家庭におすすめです。

・防滑性と安全性
雨の日や濡れた靴でも滑りにくいタイルを選びましょう。表面がマットな質感のタイルは、見た目の落ち着きと安全性の両方を兼ね備えています。

<3> 周囲との調和
タイルの色は玄関単体で決めるのではなく、家全体とのバランスも意識しましょう。

・外壁やドアの色に合わせる
外壁が明るい色なら、玄関タイルも明るいトーンで統一すると調和がとれます。一方、ドアが濃い色の場合は、タイルも同系色でまとめるか、コントラストをつけることでおしゃれな印象を与えます。

・家全体のテーマに合う色を選ぶ
モダンな家には寒色系や濃い色、ナチュラルな家には暖色系やベージュがマッチします。

玄関タイルの色を選ぶ際は、見た目の美しさだけでなく、日常生活での使い勝手や家全体との統一感も考慮すると良いでしょう。

玄関タイルの大きさの選び方

タイルの大きさは、玄関の印象や使い勝手に大きく影響します。選ぶサイズによって、空間が広く見えたり、クラシカルな雰囲気になったりと、家のデザインに合わせた演出が可能です。

<1> 大きさが与える印象
玄関タイルのサイズによって、空間の雰囲気が大きく変わります。それぞれの特徴を見てみましょう。

・大きいタイル(30×30cm以上)
モダンで洗練された印象を与えます。目地が少ないためスッキリとした見た目になり、掃除も簡単です。広い玄関には特におすすめですが、小さい玄関でも大胆なデザインとして採用する例もあります。

・小さいタイル(10×10cm程度)
クラシカルで可愛らしい雰囲気を演出します。目地が多くなるため、滑りにくさが向上するというメリットも。細かい柄や装飾を活かしたい場合に適しています。

<2> 実用性と施工性
タイルの大きさは、見た目だけでなく、日常の使い勝手や施工のしやすさにも関係します。

・広い玄関の場合
大判タイルを使用することで、視覚的にさらに広さを強調できます。目地が少ないため掃除がしやすく、手間を減らせます。

・狭い玄関の場合
小さいタイルを敷き詰めることで、空間に動きや奥行きを生む効果があります。また、目地の多さが滑りにくさにもつながるため、安全面でも優れています。

・注意点
大判タイルは割れた際の交換が難しく、施工にも技術が必要です。一方で、小さいタイルは目地が多いため汚れが溜まりやすく、清掃に時間がかかる場合があります。

<3> 最近のトレンド
タイルのトレンドもサイズ選びの参考になります。

・大判タイル
シンプルで洗練されたデザインが人気です。モノトーンや石目調のタイルは特に注目されています。

・ヘリンボーン柄
細長いタイルを使ったヘリンボーン柄のデザインは、空間に個性を与えるとして支持を集めています。玄関をおしゃれに見せたい方にぴったりです。

玄関タイルの大きさを選ぶ際は、玄関の広さや求める雰囲気、実用性を考慮することが大切です。

選び方のポイントまとめ

玄関タイルを選ぶ際に押さえておきたい重要なポイントをまとめました。これまでの内容を振り返り、理想のタイル選びの参考にしてください。

①実用性を最優先に
玄関は毎日使う場所ですから、まずは実用性を考えることが大切です。
例えば、汚れが目立ちにくいグレーやベージュ系の色は人気があります。また、雨の日でも滑りにくいマットな質感のタイルを選ぶことで、安全性を確保できます。掃除やメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。

②デザイン性を重視
玄関は家の「顔」です。外壁やドアの色、全体のデザインと調和するタイルを選びましょう。暖色系なら親しみやすさを、寒色系ならモダンな印象を与えます。サイズに関しても、大判タイルはモダンで洗練された雰囲気を、小さいタイルはクラシカルでかわいらしい印象を演出します。

③長期的な視点を持つ
タイルは一度選ぶと簡単に交換できないため、長く使える耐久性の高いものを選びましょう。また、日常的なメンテナンスのしやすさも忘れずに確認してください。例えば、目地が少ない大判タイルは掃除が簡単ですが、割れた場合の交換が難しいことも考慮しましょう。

④トレンドを取り入れる
最近のトレンドも参考になります。大判タイルやヘリンボーン柄のタイルは、特に人気が高く、玄関をスタイリッシュに見せる効果があります。トレンドを意識しつつ、家のデザインやライフスタイルに合うかどうかを考えましょう。

タイル選びは「見た目」と「機能性」のバランスが大切です。まずは実用性を考え、デザイン性やトレンドを取り入れることで、理想の玄関が完成します。

まとめ

玄関タイル選びのポイントをおさらいしましょう。色は家全体の印象を左右する重要な要素です。実用性を考慮しつつ、外壁やドアの色との調和を意識しましょう。

サイズについては、玄関の広さや使い勝手を考えながら、掃除のしやすさやデザイン性を踏まえて選ぶことが大切です。また、トレンドを取り入れれば、おしゃれで時代に合った玄関を演出できます。

タイルのサンプルを実際に取り寄せ、自然光や照明の下で確認することで、選択ミスを防げます。さらに、プロに相談することで専門的な視点からアドバイスを受けられるのも大きなメリットです。

玄関は「家の顔」とも言える重要な空間です。皆さんのタイル選びをスムーズかつ楽しいものにする一助となれば幸いです。さあ、理想の玄関を目指して、まずは一歩踏み出してみましょう!

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